パイプ傾斜計 Dr.Clip

傾斜面などにボーリングを施し複数個の傾斜センサを埋設し傾斜変化の監視を行います。地滑り、土石流、地殻変動、土砂災害など防災に役立てます。連続データが取得可能で長期観測することにより雨季の地下水流の変化などを観測できます。表層部、中層部、深層部などの多点計測対応が可能です。・設置空間、設置面積、ボーリング径の最小化が可能です。観測は年単位と長期にわたって可能で長期的な分析と監視が可能です。この製品は明治コンサルタント株式会社と共同で開発し明治コンサルタント株式会社が施工、販売を行ってます。

Features 特徴

01 構内傾斜と地下水位を単一のボーリング孔で測定可能

02 MEMS加速度センサを独自の防水構造でパイプに装着し、高耐久性を実現

03 パイプ内に空間を確保することで従来の水位センサなどが使用可能

04 センサケーブルを一本化したシンプルな構造の為、配線処理が簡単

センサケーブルを一本化したシンプルな構造の為、配線処理が簡単

傾斜センサを1m毎に直列に接続

05 方位センサを装着することで、傾斜方向の補正が可能

06 年単位の長期にわたり観測可能で豪雪時や融雪期など欲しいデータが入手可能

Supplementary explanation

標準で10mごとに方位センサを装備しており深度ごとの傾斜方位の算出が可能です

パイプ傾斜計とパイプ歪み計の計測値の日別累積柱状図

施行の様子、ボーリング孔径86mm、設置工数:3人で1.5日(30m時)

観測孔へ挿入・施工時の構造

Spec 仕様

機能仕様
傾斜角測定分解能0.01°
精度±0.5°以下
方位角測定分解能0.1°
範囲0°~359.9°(0°を北に時計回り)
測定・記録間隔選択式(5分,10分,30分,1時間,2時間,6時間,12時間,24時間)
ロガー内蔵メモリ測定回数 約8000回分
標準装備仕様傾斜角センサ1m毎に1基
方位角センサ10m毎に1基
センサ装備数ロガー1基に対し、傾斜センサ最大60基
ロガー電源DC12V(外部接続)(1時間間隔の計測時28Ahバッテリーで約3ヶ月)
標準取付パイプ本体塩ビ管VP50 L=1000mm ストレーナ・取付スリット加工品
ケーブルガイド塩ビ成型品  L=700mm
継手塩ビ管VU50 L=100mm ケーブル通しスリット加工品

Application 業界・商品

Movies 動画

傾斜計の仕組み、使い方などを分かりやすく動画でご紹介します。